今から11年前の2006年6月、長崎県高校総体の女子バスケットボール。
王者・長崎女子（鶴鳴学園）に勝利して、初優勝☆インターハイ初出場を決めたのが、
尾崎雅史先生が率いる長崎西女子バスケ部でした。
その当時、僕は長崎大学病院に勤務していて、長崎西高選手の手術後のリハビリを担当する機会もありました。
2008年からは、女子バスケット選手に多い怪我の一つである、「膝前十字靭帯損傷」予防のため、西高体育館でトレーニング指導をさせて頂くようになりました。
2009年からは、トレーニング指導・医科学サポートのみではなく、公式戦にトレーナーとして帯同することになり、初めて帯同した2009年の九州大会（沖縄）では、一回戦で地元の糸満高校と対戦。延長戦となった試合で、再延長でも決着つかず、再々延長の末、劇的な勝利☆
この大会では九州ベスト4に入りました。
それから約10年間、全国大会も含めて100試合以上、ベンチで一緒に、数え切れない喜怒哀楽を共にしてきました。
九州大会では、試合時間残り10分で19点差を逆転したこともあります。
全国大会や長崎県の優勝決定戦でも、10点以上の差を、最後まで諦めずに追い上げ、全員の力で勝利をつかんだことも数多くありました。
伝統的に、後半に強い、粘りのチームです！
全国大会での最高成績は、2012年 北信越インターハイでの、全国ベスト16 ☆☆
怪我をした悔しい思いをバネにして、成長した姿を見せてくれる選手も🏀
3回戦で、絶対王者・桜花学園（愛知）に果敢に挑戦し、敗れましたが、
長崎県内出身者のみで戦う、西高バスケは全国の舞台でも輝いていました。
その夜、尾崎先生・福間先生と一緒に飲んだ金沢のお酒は最高でした！！！
僕にとって、西高トレーナーとしての最後の一年となった2016年2月には、九州大会で延岡学園（宮崎）や精華女子（福岡）といった強豪校を破って、九州準優勝！！
西高女子の伝統でもある、キャプテン・3年生を中心にチームワークも良く、どこからでも得点でき、最後まで諦めずに戦うチームでした。
2014年の長崎県高総体、史上初の3年連続「男女アベック優勝」した夜の祝勝会。
毎年、3年生一人一人の、本音の言葉を聞くのが楽しみでした。
2006 2007 2009 2010 2012 2013 2014 （尾崎雅史 先生）
2016 （溝江和樹 先生）
最近の11年間で、女子は8回の高総体優勝・インターハイ出場
（ウインターカップ出場は5回）
選手の全力プレー、ひたむきに頑張る姿勢とともに、
13回の優勝の原動力となったのが、
コートに立つ選手以外の
「長崎西女子バスケに関わる全ての人のサポート・強い思い」です。
先輩・卒業生から後輩への、厳しくも温かいアドバイスや叱咤激励の言葉。
ウインターで東京体育館に行くと、必ず、関東在住の卒業生が応援に。
大学生となった先輩が長崎に帰って来ると、西高体育館で一緒に練習。
初優勝した時のメンバーが、高校バスケの指導者や国体選手となって、後輩の指導に。
大学生になって審判の資格を取った先輩が、高総体の試合の笛を吹いている姿。
西高に教育実習で来た先輩が一緒にベンチで高総体を戦い、共に涙。
理学療法士となった先輩が、下迫と一緒にトレーナーとしてサポート。
高総体でベンチに入れなかった3年生が、スタンドから応援のリーダーに。
膝の手術をしてコートに立てなくても、裏方の仕事を必死に。
選手の健康管理や悩み相談まで、優勝の立役者、歴代のマネージャーたち。
公式戦ではない試合でも、遠くまで応援に来てくださる保護者の皆様。
そして、全国に挑戦する西高女子の伝統を築かれた、尾崎雅史先生。
尾崎先生と溝江先生、副顧問の福間先生のおかげで、本当に貴重な、かけがえのない時間を皆さんと共に過ごすことができました。
１０年もの長い間、西高のトレーナーを経験できたことは、
人生の財産であり、誇りです。
本当にお世話になり、先生方に心から感謝しています。
ありがとうございました。
街で偶然会って声をかけてくれる、卒業生の皆さん、
西高女子に関わる全ての皆さん、
長い間、ベンチに入らせていただいた僕ですが、
2017年3月で卒業させてもらいました。
トレーナー冥利につきる、幸せな時間を、ありがとうございました。
これからもずっと、長崎西女子バスケを応援しています☆
尾崎先生が、岩手県まで受け取りに行かれた、女子のマイクロバス
これからも、西高女子の全国ベスト16への挑戦は続きます！
頑張れと励ます「友」がいる
信じる気持ちを、強く持って行こう
夢を乗せ、勝利へと走れ
栄光をつかめ West Girls